☆ ☆ ☆ てんしょうと申します。 うちの二人姉妹がきっかけで、天の声が聞こえる様になりました。 このブログを立ち上げたのも、天の声の後押しがあったからです。 天の声とてんしょう、プリプリ姉妹の、スピリチュアルな日々の出来事を綴っていきたいと思います。 どうぞ、よろしくお願いいたします(*^-^*)☆ ☆ ☆  

迷いネコのミイちゃん 〜 夢のお話 ㉔ 〜

てんしょう 「しーっ。」




" ゴーン "


てんしょう 「 聞こえた?」

プリ子 「 うん、聞こえた。」

プリ江 「 ゴーンっていった。」





" ゴーン "


プリ子 「 あっ、また、聞こえた。」

ハナ 「 ハナも聞こえた!」



大晦日の夜、23時50分。

" 一度、除夜の鐘聞いてみたい。" と言うプリ子の要望に応える為、日中みんなで昼寝をし、頑張って夜中まで起きていました。



" ゴーン "


窓を開けると、冷たい空気が流れ込んできました。

そして、静まり返った街の遠くから、除夜の鐘の音が、少しだけ大きく聞こえてきました。



" ゴーン " 



プリプリ姉妹もネコのハナちゃんも、神妙な面持ちで聞いています。




" ゴーン "



プリ子 「 ねえ、ママ。

除夜の鐘、108回なるんでしょ?」

てんしょう 「 うん、そうだよ。

でも、108回全部聞くの大変だから、年が明けたら、おやすみなさいしようね。」

みんな 「 はーい。」

てんしょう 「 あと、3分で来年になるから、年明けの10秒前になったら、カウントダウンしようか。」

みんな 「 うん!」

てんしょう 「 パパ、寝てるから、静かにね。」

みんな 「 はーい。」

3人は声を潜めました。



パパ夫は、水平線から昇る初日の出を子ども達に見せたいが為に、先に寝てしまっていました。




てんしょう 「 あと1分で年が明けるよ。」

プリ江 「 もうすぐだね。ドキドキする!」

プリ子 「 そうだね。ドキドキ!」

ハナ 「 ドキドキ!」

てんしょう 「 あと、・・・30秒・・・あと20秒・・・。」


みんなで、デジタル時計の数字を見ていました。

てんしょう 「 さあ、みんなで。」

みんな 「 10・9・8・7・6・5・4・3
・2・1!

あけましておめでとう!!」


てんしょう 「 しーっ。」

プリ江 「 そうだった。」

プリ子 「 新しい年になったね。」

てんしょう 「 みんな、今年も元気に楽しく過ごそうね。」

みんな 「 はーい。」

てんしょう 「 さ、みんな、初日の出見に行くから、寝ましょう。

朝、5時半に起こすよ。」

みんな 「 はーい、おやすみなさーい。」




てんしょうは3人を寝室に行かせ、初日の出を見る海に持っていく物を準備していました。




「 てんしょうさん、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。」


天使さんのおじいちゃんでした。


てんしょう 「 あけましておめでとうございます。

こちらこそ、よろしくお願いいたします。

今年はハナちゃんとおじいちゃまにとって、良い年になります。そう信じています。」

おじいちゃん 「 ありがとうございます。

私も、そうであると信じます。

てんしょうさん、あなたもご家族も良き年になります。

神様が、その様に仰っておられました。」

てんしょう 「 神様が?」

おじいちゃん 「 はい。先程、病院に行って参りました。

その時に、神様が仰いました。

あなたは、私達を家族の様に思ってくださってる。

私もハナも、あなたとご家族には、言葉では言い尽くせないほどの感謝をしています。

その事を神様はご存知なのです。」

てんしょう 「 ありがとうございます。

そんな風に思ってくださって・・・。

あの・・・、ハナちゃんのお体、いかがでしたか?」

おじいちゃん 「 はい、前に神様が仰っておられた様に、3月中にはハナの魂を戻せそうです。

もう少し、もう少しなんです。」

てんしょう 「 順調なんですね。良かった。」

おじいちゃん 「 ありがとうございます。」



天使さんのおじいちゃんの優しい目には、涙が浮かんでいました。








準備を終えたてんしょうは、もう一度窓を開けて耳を澄ましましたが、除夜の鐘の音はすでに無く、辺りは静寂に包まれていました。



夜空を見上げると、月が青白く輝いていました。







明日に続きます。

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迷いネコのミイちゃん  〜 夢のお話 ㉓ 〜

「 まっしろーっ!」

辺り一面真っ白な公園を、子ども達は叫びながら走っていきました。


朝の早い時間の為か、誰もいません。

広い公園には、プリプリ姉妹とネコのハナちゃんの足あとだけが、真っ直ぐと伸びていきました。



公園に着く頃には空も晴れて、降り積もった雪に、太陽の光が反射していました。


プリ子 「 わー!キラキラしてキレイ!」

ハナ「 キラキラ!」

てんしょう 「 みんな、木を見てごらん。枝に積もった雪がキラキラして、クリスマスツリーみたいだよ。」

みんな 「 ほんとだ!きれい〜!」




プリ子 「 プリ子、雪だるま作る!」

プリ江 「 プリ江も作る!」

ハナ 「 ハナは、雪だるまのおめめを探してくるね!」

プリ子 「 ハナちゃん、よろしくね!」

ハナ 「 うん!」


てんしょうは、ハナちゃんの後について、一緒に雪だるまの目になりそうな物を探していました。


公園を囲む林を歩いていると、うっすらと雪をかぶった、ドングリや松ぼっくりがあちこちに転がっていました。


ハナ 「 あっ!ドングリみーつけた!

こっちにも落ちてる!

お母さん、これと、・・・あれも!」

てんしょう 「 これね。・・・これもね。」

てんしょうは、持って来ていたレジ袋に、ハナちゃんが見つけたドングリや松ぼっくりをたくさん入れ、プリプリ姉妹の元に戻ってきました。


プリ子  「 見て!できたー!」

プリ江 「 大きいでしょ!」

ハナ 「 大き〜い!ハナもいっぱい、おめめ見つけたよ!ねー、お母さん。」

てんしょう 「 はい、どれ付ける?」

プリ江 「 わー!いっぱいあるね!」

プリ子 「 ハナちゃん、どれを付けたい?」

ハナ 「 うーん、これとこれ!」


プリ子は、ハナちゃんが選んだドングリを雪だるまに付けました。


プリ江 「 松ぼっくりもあるから、お鼻につけよう。」

ハナ 「 うん!」

プリ子 「 かわい〜!」

プリ江 「 この松ぼっくり、あと2つ頭にのせるね。」

プリ子 「 お耳?ハナちゃんみたい!」

ハナ 「 ほんとだ!ハナだ!」

てんしょう 「 じゃあ、これも付けちゃおう。」


てんしょうは、松ぼっくりと一緒に拾った松の小枝をレジ袋から出し、松葉を雪だるまに4本さしました。


プリ江 「 おひげだ!」

プリ子 「 ほんとだ、おひげ!」

ハナ 「 雪だるまのハナ、かわいい!」

プリ江 「 雪ハナちゃんだね!」

ハナ 「 この子、雪ハナちゃん!」

プリ子 「 雪ハナちゃんにも手ぶくろしてあげる?」


プリ子はそう言いながら、雪だるまの肩に一本の枝をさし、その枝に自分の左手の水色手ぶくろを引っ掛けました。


プリ子 「 みんな、お揃い!」

プリ江 「 ほんとだ!

プリ江もプリ子もハナちゃんも、雪ハナちゃんも、みんなお揃い!」

ハナ 「 みんな、お揃い!」



てんしょう 「 みんな、こっち見て!撮るよー!」


雪ハナちゃんを真ん中に、プリプリ姉妹とネコのハナちゃんの、嬉しそうな笑顔がスマホ画面におさまりました。








「 これ、ネコしゃん?」


いつの間にか、小さな女の子が側に来て、雪だるまを指差していました。


プリ江 「 そうだよ!雪ハナちゃんっていうの。」

女の子 「 雪ハナしゃん?かわい〜!

このネコしゃんもかわい〜!」

ハナ 「 ミャウ!( ありがとう!)」


女の子は、ハナちゃんの背中を優しく撫でました。


天使さんのおじいちゃんはハナちゃんの側で、その光景を優しい眼差しで見守っておられました。







クリスマスツリーの様な木々に囲まれたその公園には、子ども達の笑い声が響き渡っていました。





明日に続きます。

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迷いネコのミイちゃん  〜 夢のお話 ㉒ 〜

クリスマスの朝。



子ども達は、目をこすりながら起きてきました。

てんしょう 「 おはよう、みんな。」

みんな 「 おはよう。」

てんしょう 「 クリスマスツリーの下、何かない?」


プリプリ姉妹 「 !!クリスマスプレゼント!」

ハナ 「 プレゼント!」


プリ子 「 これ、プリ子のだ!」

プリ江 「 これ、プリ江の!」

プリ子 「 ハナちゃんの、これ!」

ハナ 「 ハナのもある!」

プリ子 「 サンタさん、来てくれたんだ〜。」

てんしょう 「 みんな良い子にしてたから。

サンタさん、優しい子どもが好きなんだって。」

プリ江 「 そうなんだ〜。」

てんしょう 「 開けて見てごらん。」

みんな 「うん!」

ハナ 「 お母さん、ハナの開けて!」

てんしょう 「 はい。何が入ってるかな?」

ハナ 「 わ〜!かわい〜!毛糸のお帽子!」

てんしょう 「 かぶってみる?」

ハナ 「 うん!・・・お耳が出るんだね、このお帽子。」

てんしょう 「 ちょっと待っててね。手鏡持ってくるね。」


プリ子 「 プリ子は、手ぶくろ!」

プリ江 「 プリ江も!」

プリ子 「 ねえ、この手ぶくろ、ハナちゃんのお帽子と色が同じだよ!」

プリ江 「 ほんとだね!」

ハナ 「 ほんとだ!」

プリ江 「 プリ江の好きな水色!」

プリ子 「 プリ子も水色好き!」

ハナ 「 ハナも好き!」




てんしょう 「 さあ、どうかな?

ハナちゃん、鏡で見てごらん。」

ハナ 「 かわいい!おリボンにビーズが付いてる!」

プリ子 「 ほんとだね、プリ子のも付いてる!」

プリ江 「 プリ江のも!みんな、お揃い!」

プリ子 「 サンタさん、プリ子達が仲良しだから、お揃いにしてくれたんだね。」

プリ江 「 きっと、そうだよ。」

ハナ 「 ハナ達、みんな仲良し!」

プリ子 「 サンタさん、ありがとう!」

プリ江・ハナ 「 ありがとう!サンタさん!」


天使さんのおじいちゃんもハナちゃんの側で、ニコニコして見ておられました。



プリ子 「 朝ご飯食べたら、お外にこれ付けて行こうよ。」

プリ江 「 そうだね。お散歩しよう!」

ハナ 「 お散歩、お散歩!」

てんしょう 「 じゃあ、公園までお散歩しようか。」

みんな 「 うん!」











てんしょう 「 プリ子、プリ江、準備できた?

ハナちゃんは、これね。お帽子とお洋服。」

ハナ 「 うん!」

てんしょう 「 どう?」

ハナ 「 あったか〜い!」




プリ子 「 準備できたよ。」

プリ江 「 手ぶくろもしたよ!」

てんしょう 「 ハナちゃんは、お母さんが抱っこしていくね。」

ハナ 「 はーい!」






公園へと向かう中、曇った空から雪が舞い落ち、ハナちゃんのかぶる帽子の上で、すーっと溶けていきました。





明日に続きます。

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今日もお読みいただき、ありがとうございます。



昨日、過去記事 " 漫画家 手塚治虫先生 ( 2018.2.9 ) " にコメントくださった まひゃえさん が、この様な写真を送ってくださいました。

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アトムとウランちゃん。かわいい♡&おいしそう(*´◒`*)

東京 高田馬場にある商店街の和菓子屋「青柳」で売られているお饅頭だそうです。

[ 昔、手塚治虫先生の事務所が高田馬場にあり、この「青柳」の店主の方が、手塚プロに話をした所、商店街の繁栄にお役に立てるなら と、快諾されたそうです。]

との事でした。

さすが、手塚プロ。手塚治虫先生の心をしっかりと引き継いでいらっしゃいますね。

まひゃえさん、ありがとうございました!





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