「 ○子 、久しぶり。」

「 ・・・アケちゃん?」

「 うん。覚えていてくれて、ありがとう。」


てんしょうを " ○子 " というあだ名で呼ぶお友達は、アケちゃん以外、あまりいませんでしたが、最初は信じられませんでした。

また、悪しき者達の念かとも思いました。


アケちゃん「 大丈夫、私だよ、アケだよ。
○子、久しぶり。娘さん、2人いるんだね。
かわいいね。」

てんしょう「 本当にアケちゃんなの?
・・・会いに来てくれたんだ・・・。」


てんしょう、言葉に詰まってしまいました。


アケちゃん「 私ね、生まれ変わる事になったんだ。
今度はね、男の子!」

てんしょう「 男の子に?」

アケちゃん「 うん!楽しみなんだ!」

てんしょう「 そうだね、楽しみだね。
元気に生まれてきてね。」

アケちゃん「 うん!ありがとう!
今度生まれたら、いっぱい走り回って、外でいっぱい遊ぶの!」


頭の中での会話でしたが、てんしょうは涙が出そうになりました。

けれど、泣いてはいけないと思いました。


てんしょう「 アケちゃんが生まれたら、私、おばあちゃんだね。」

アケちゃん「 ○子おばあちゃん!」

てんしょう「 ちょっと〜。やっぱり、おばあちゃんはやめて!」


2人で笑いました。

高校時代の、校庭を見ながらおしゃべりしていた、あの頃に戻っていました。


頭の中での事でしたが、その時のてんしょうの顔は、ニヤけていたと思います。


てんしょう「 アケちゃんに会えて、本当に良かった。
アケちゃん赤ちゃんに会う事は叶わないと思うけど、元気に生まれてくる事を祈ってるね。」

アケちゃん「 うん、ありがとう!
今度は元気に生まれてくる!
じゃあ、そろそろ、お母さんの所に戻るね。」

てんしょう「 会いに来てくれて、ありがとう!」

アケちゃん「 ○子、元気でね!さよなら〜!」

てんしょう「 アケちゃんも!さよなら〜!」


ふと、東の窓に目を向けると、白い羽根を広げ、振り返りながら、こちらに向けて手を振るアケちゃんの姿が、頭の中に映りました。

その姿は、高校時代のアケちゃんのままで、優しくニコニコした笑顔で、空高く飛んでいき、てんしょうの視界から消えていきました。


時間にしたら、ほんの4〜5分の事だったと思います。


てんしょうの心から痛みがなくなり、アケちゃんの優しさだけが残されました。





明日に続きます。

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