中学生になったプリ子は、部活で帰りが遅くなり、学校までの道のりも遠く、帰宅するとヘトヘトになってしまい、勉強もままならない状態になっていました。


てんしょうは " 中学になるとどんどん難しくなるから、コツコツしていかないといけないよ。" と言ってはいましたが、" 中学からは自主的に " という思いがあり、小学生の頃程は、勉強に関して干渉しないようにしていました。

これがよくありませんでした。


疲れ果てている状態での勉強ですので、時間ばかり掛かって、全然前に進んでいなかったのです。

幸い、授業はまじめに受けているので、分からない事は無いようですが、3週間後にある中間考査を受けるには、" 大丈夫か?" という感じでした。


そして昨日の夜、プリ子、また泣いてしまいました。


てんしょうは、勉強が嫌になって泣いているのかと思って、プリ子に聞きました。

違いました。

疲れ果てているとはいえ、勉強に身が入らなくて、毎日のコツコツができていなかった事を " 反省 " して泣いていたのでした。


てんしょうはそれを聞いて、安心しました。

本人は、勉強が嫌になったのではなく、自分がしなかった事を悔やんでいたからです。


てんしょうは、プリ子に言いました。

「 プリ子がそう思っているのなら、ママは安心したよ。
今からでも遅くないから、遅れた分を取り戻そう。
大丈夫。明日からママも、プリ子の勉強チェックするね。
まだ、中学に入って2か月しか経ってないし、中間考査まで、まだ3週間もあるから、間に合うよ。」


プリ子、てんしょうの話を聞きながら、またポロポロと涙を流しました。

中学に入ってから、心にいろんなプレッシャーが掛かっていたんだなあと、改めて思い、プリ子を抱きしめました。


「 プリ子、勉強は自分がしなくてはどうにもならないけど、ママはそのお手伝いはしてあげられる。
勉強だけでなく、いろんな事にプレッシャーを感じていると思うけど、プリ子だけに辛い思いはさせないからね。
プリ子の辛い事、ママも半分もらうから、一人で心に溜め込まないでね。
プリ子は、ママの大事な子なんだから、ママに遠慮はしないで。
ママは、その為にいるんだよ。
プリ子、愛してる。」


その後、布団に入り、しばらくの間、プリ子の手を握って眠りました。

間もなく、プリ子の寝息が聞こえ、穏やかな寝顔になっていました。


てんしょうも中学時代を思い出しました。

慣れない学校生活に、厳しい先生達。

逃げ場のないような、息苦しさを感じた事。


40年前とは様子も変わってきてはいると思いますが、やはり、新生活に馴染むまでは、不安の方が大きいと思います。


けれど、皆こうして壁を乗り越えて、大人へと成長していきます。


心優しいプリ子。

酷いいじめにもあった事がありましたが、それを乗り越えてきました。

当時に比べれば、心も強くなっていますが、これから、もっといろんな壁にぶつかっていくと思います。


天使のエイジくん「 ママ、プリ子ちゃんは大丈夫。優しくて強い子だよ。
僕達もお守りしているから、安心してね。」




母親という存在。


母親であるてんしょうは、見守る事しかできませんが、いつも、心で抱きしめていきたいと思っています。




そして今朝のプリ子、元気に登校していきました。

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