以前に何度か、てんしょうの前世の話を記事にした事がありました。
てんしょうの前世 マサノリは、先の大戦で戦死しております。
召集令状 ( 赤紙 ) を受け取ったマサノリは、死を覚悟し、戦地に赴く前、そのお思いを妻アサに伝えていました。
生前、死を覚悟した故に、死した後は、自分の死を理解し受け入れ、その魂は導かれ、成仏し、現世を生きるてんしょうへと至っております。
これは、てんしょうの場合の話でしたが、例えば、病に伏し、その死を覚悟なさった方も、死した後、その魂は死を受け入れ、成仏なさるのだと思います。
けれど不幸にも、想定外の事故や事件などに巻き込まれ、自分の身に何が起きたのかも理解できずに、亡くなられる方もおられます。
その様な死を遂げてしまわれた方の中には、自分が亡くなった事が分からず、もしくは自分の死を受け入れる事ができず、この世を彷徨ってしまわれる魂の方もおられます。
その様な魂の方の中には、今を生きる人の肉体に入り込もうとする輩がいます。
つまり、生きた人間に取り憑いて、その肉体を意のままに操ったり、不幸に陥れたり、命を奪おうとする悪しき者達がいるのです。
魂と言えど、この世では肉体を持つ人間でした。
この世には、いろんな人間がいます。
人は亡くなると、肉体を抜け出し、魂だけの存在になりますが、その魂の気質は人間だった頃と変わらない様です。
心優しい人もいれば、底意地の悪い者、犯罪に手を染める者もいます。
美しい魂もいれば、悪しき魂もいるのです。
てんしょうにも、その様な悪しき魂が取り憑いていた時期がありました。
( 過去記事 2017.11.6 〜 11.10 " てんしょうの中にいた者達 " をご覧くださいませ。)
この世に生まれてから、神様よりこのチカラを授かった5年程前まで、その者達はこのてんしょうの身体の中で、悪い意味で共存していました。
その間、幼いてんしょうは何度も命を落としかけ、てんしょう自ら、命を断とうとした事もありました。
( 今だから言えますが。自死を考えたのは、悪しき者達からの念でした。)
その度に神様や先祖である天使さん達が、てんしょうを守ってくださいました。
今こうして生きていられるのも、神様仏様、先祖の愛あってこそと、ただ感謝あるのみです。
" 思いもよらぬ災難に、死を覚悟する間もなく亡くなられた方の魂や、この世に未練を残したままに死した方の魂が、この世を彷徨う事なく無事に成仏し、お空へと導かれます様に "
てんしょうとご縁を結んでくださった恐山の地蔵菩薩様は、今も彷徨える魂の方々を導いておられます。
私達人間にも、できる事があります。
亡くなられた方を思い、神様仏様に導いていただく様に祈るのです。
そしていつか、私達の元に生まれ変わって来られる様に、再びこの世で会える様に、祈るのです。
その祈りはいつか、悲しくもこの世を彷徨う事になってしまった魂の方に届く事と思います。
そして、いつかまた、この世のどこかで生まれ変わり、大切な方達と出会える日を、心待ちになさるのだと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。