てんしょうが20代の頃に付き合っていた人達の中に、空気が読めない人がいました。( てんしょうの6才年上の男性、Tさんとします。)
人は良いのでお友達は多いのですが、何故か、その人と話していると、イラッとしてしまうのです。
人が良いので、悪口や酷い事は言わないのですが、思った事をオブラートに包まず、そのまま口に出してしまいます。
例えば、大勢の人がいる前で、" 〇〇さん、鼻毛出てるよ。" と真顔で言ったり。
当時、Tさんから話を聞くと、その人のお兄さんは病的に変わり者の様でした。
例えば、何かをする時にお兄さんの中でのマイルールがあり、そのルールにそわないとパニックを起こしてしまったり。
( 今だから発達障害だったと分かりますが、その頃はまだ一般に知られてはいませんでした。)
Tさんは、お兄さんの事をあまり良く思ってない様でした。
お父さんも変わり者の様でした。
その様な父と兄を持つTさんも、十分に変わり者でしたが、明るくて人も良いので、お友達は沢山いたのです。
そんなTさんが、ある時、結婚をしました。
恋愛結婚だったそうです。
ところが、1年程で別れてしまったと聞きました。
そんな噂を聞いてから、数年後、Tさんを含めた何人かで飲み会があり、てんしょうも誘われました。
その時に、誰かがTさんに " 何で離婚したの?" と聞きました。
お酒も結構入っていたのですが、Tさん、待ってましたと言わんばかりに、まるで自慢話の様に語り出しました。
以下は、Tさんから聞いた話です。
奥さんは結構な資産家のお嬢さまで、高級外車を乗り回したり、親御さんの住む敷地内に家を建ててもらったり、Tさんはマスオさん状態でした。( 奥さんをEさんとします。)
ある日の事。
仕事から早く帰ってきていたTさん、自宅のリビングでテレビを見て、くつろいでいました。
すると、激しくドアの開く音がし、そこには、破れたブラウスに大きく伝線したストッキング、血まで流して、肩で息をするEさんが立っていました。
その姿を見たTさん、" あっ、Eちゃん、おかえりー " と声を掛けました。
Eさん、ワナワナと震えていたそうです。
家のすぐ近くで、強姦に襲われ、激しく抵抗して未遂でしたが、自分の乱れた姿を見て " おかえりー " はないだろうと・・・。
てんしょうは、この話を聞いて、離婚の理由はこれだけではないと思いました。
ただ、この話は、離婚に向けて大きく後押しをした出来事だと思いました。
話を聞いていた人達の中に、女性も何人かいましたが、非難の嵐でした。
てんしょうが一人暮らしをしていた頃に知り合った、5 〜 6才程年下の、ちょっと変わってるなぁと思う女性がいました。
ある時、その女性に誘われ飲みにいったのですが、終電が無くなってしまったというので、てんしょうの部屋に泊まる事になりました。
( 女性からの誘いでしたが、何故かてんしょうのおごりで、終電も全く気にする素振りはありませんでした・・・。)
先にシャワーを勧めたのですが、その女性に " シャンプーとかトリートメント、遠慮しないで使ってね。" と言いました。
" はーい!遠慮なく使いまーす!" と返ってきました。
てんしょう、その返事に " むむっ? " となりました。
次にてんしょうがお風呂に入って、シャンプーのボトルを見ると、半分以上が無くなっていました・・・。
今思えば、になりますが、その女性と飲んでいる時も、その女性の勤める会社の上司の愚痴ばかり ( よく怒られるそう ) でしたが、" おいおい、それはあなたの考えが、あまりに自己中過ぎるからでは?" というものでした。
その女性とはしばらくの間、年賀状で繋がっていて、結婚・出産の報告をもらっていたのですが、3人の子どもを持ってから、離婚したという年賀状が来て、それっきりになりました。
最後の年賀状には、" 男って身勝手ですね。" とありました・・・。
最近よく聞く " 大人の発達障害 " という言葉。
ネットを見ていたら、お笑い芸人の方の脱税の話があり、その芸人さんはADHD ( 注意欠陥多動性障害 ) ではないかとありました。
以前は、よく公共料金を払い忘れて、電気やガスが止まっていたという事でした。
てんしょうの知り合いだった人達は、自分が発達障害であると認識してしているのか、今は付き合いがないので分かりませんが、ふと、ネットを見ていて思い出しました。
( 本当に発達障害なのかは分かりませんが、当てはまる事が多かったので。)
発達障害の方の魂は、生まれたばかりの魂であったり、それ故に未熟であったりするそうです。
魂の修行の為に、魂の成長の為に、この世を体験しに、この世に生を受けてきます。
未熟ではあるのですが、その分、魂は擦れていません。
透明に近いという事です。
この世に生き辛さを感じ、悩む事も多いと思いますが、知人には幸せに暮らしていてくれたらなぁと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。