キミ叔母は、5人姉妹の中の末っ子で、長女の母ヨキとは16才離れています。
その母ヨキの娘、てんしょうは、キミ叔母が12才の時に生まれました。
ですので、姉妹より歳の近い、叔母・姪の関係です。
キミ叔母は、幼いてんしょうを可愛がってくれていました。
てんしょう10才の時まで、一緒に暮らしていました。
5才のてんしょう、いじめっ子がいた為、登園拒否をしていた頃がありました。
朝、ぐずっていると、キミ叔母が、自転車の後ろに乗せ、送ってくれた事がありました。
その地方のミスコンテストに推薦されて出場したら、選ばれた事がありました。
キミ叔母の頭に輝くティアラを、羨望の眼差しで見ていた幼いてんしょうがいました。
嫁いだ後も、旅行やスキーに誘ってくれたりしました。
叔父には、スキーを教えてもらった事もあります。
叔父、叔母共に、優しく接してくれました。
いとこのサリちゃんが生まれた時、産後のお世話をしてくれるはずの祖母はお空に上がってしまっていたので、てんしょうは祖母の代わりにと、産後3週間ほど、キミ叔母宅にお手伝いに行っていた事がありました。
申し訳ないくらい、たいした力にもなっていなかったてんしょうでしたが、叔父、叔母は、喜んでくれました。
7才のテンホちゃん、4才のブンセイ君、生まれたばかりのサリちゃん。そして、20才のてんしょう。
7才のテンホちゃんは、サリちゃんの誕生を、" 誰よりも " と言って良いくらい、
心待ちにしていました。
サリちゃんが生まれた時のテンホちゃんは、" 妹ができた!" という喜びであふれていました。
てんしょうが13才になった、その日。
キミ叔母は、テンホちゃんを出産しました。
キミ叔母の側で、生まれたばかりのテンホちゃんの寝顔を、飽きる事なくずーっと見ていた事を思い出していました。
キミ叔母とてんしょう。
お空からの繋がりがあった事を、後に知る事になるのでした。
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