ある日の朝、キミ叔母からメールがありました。
キミ叔母 " カナコさんが明け方の4時頃、女の子の夢を見たそうで、その子は、8〜9年前にも夢に出てきた事があって、おかっぱで、ピンクのワンピースを着ていたそうです。
その子には、スポットライトの様な光がさしていて、周りにはたくさんの子ども達がいて、女の子は笑顔だったそうです。"
てんしょうは、プリ子を通して天使さん達に聞いてみました。
「 私です!」
テンホちゃんが手を挙げ、答えました。
テンホちゃんと子ども天使さん達は、お母さんと仲の良いカナコさんに念を送って、頭の中に入り、夢となって出てきたのです。
今の自分の様子や気持ちを、カナコさんの夢からキミ叔母に伝えたかったのでした。
その日の夕方、神様は翌日のジュモンのスケジュールを教えてくださいました。
そして翌日の午前11時頃。
予定ではそろそろ神様方が休憩に来られる時間かなと思い、おやつの準備をする為に立ち上がると、キッチンの方で、" カンッ!"という金属音、例えばヤカンをオタマで叩いた様な音がしました。
ラップ音でした。
" ビクッ " としましたが、もしかしてと思い、" 神様、休憩に来られましたか?"と聞くと、右腕が上がりました。
そして、いつものコーヒーブレイクが始まりました。
てんしょうに気を遣ってくださった神様が、ご自分でコーヒーをいれようとなさった時の音でした。
かなり大きな音で、本当にビビりました。
神様方が休憩を終えると、学校にいるプリプリ姉妹には美しいジュモンの声が聞こえてきて、ジュモンが始まった事が分かるそうです。
てんしょうにはラップ音しか聞こえないので、プリプリ姉妹を羨ましく思いました。
てんしょうは、ひらがな表や右腕を使って、神様方と会話をしていましたが、お互いに大分慣れてきて、割りとスムーズなやり取りができる様になっていました。
まだひらがな表をした事のない子ども天使さん達は、ひらがな表に興味を持ち、ひらがな表遊びが始まりました。
" あ " はどれかな?
" あ "
プリ子の " こ " はどれかな?
" こ "
プリ江の " え " は・・・と遊んでいました。
てんしょうは、子ども天使さん達に、" おばちゃんの事、すき?" と聞いてみました。
すると、" き " と動きました。
きらい?と思っていたら、すぐに、" す・き " と動き、続けて、" お・あ・い・て・き・て・う・れ・し・い "と動きました。
" お会いできて嬉しい。"
てんしょうは、嬉しさで涙があふれてきました。
何度も、" お・あ・い・て・き・て・う・れ・し・い " と動きました。
てんしょうも、" あ・り・か・と・う " と動かしました。
てんしょうの声は神様方には聞こえているので、ひらがな表は使わなくても伝わりますが、てんしょうも文字で感謝の気持ちを伝えたかったのです。
最初の "お・あ・い・て・き・て・う・れ・し・い " は 神様。
その後は、エイジ君、キャシー、子ども天使さん達、交代で動かしたという事でした。
心と心がつながった様な、温かな気持ちに包まれていたてんしょうでした。
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