天使のテンホは、お手紙をクリスマスプレゼントにと、手渡す日を楽しみにしていました。
その年の年末、てんしょうはプリプリ姉妹を連れて、キミ叔母の家に泊まりに行きました。
そして、クリスマスの夜。
てんしょうは、キミ叔母達一人一人に、" テンホちゃんからのクリスマスプレゼントです " と、お手紙を手渡しました。
その時のテンホの喜びが、てんしょうにも伝わっていました。
カズロウ叔父とブンセイは別室で読んでいた様でした。
キミ叔母、サリも嬉しそうに受け取ってくれましたが、読み始めると涙で頰が濡れました。
カズロウ叔父とブンセイも、しばらくすると真っ赤な目で別室から出てきました。
テンホの父親になるエイも、神妙な面持ちで読んでいました。
サリ 「 赤ちゃん、お姉ちゃんなんだね。
嬉しい!」
サリは、優しくお腹を撫でました。
キミ叔母達は、早くに亡くしてしまった愛する我が子に、" 本当に申し訳ない事をした。もうテンホは、この親の元には生まれたくないと思っているかもしれない。" と、そんな思いをずっと、十字架の様に背負っていました。
テンホはお空で、ただただ、家族の幸せを祈っていました。
そしてまた、この家族と一緒に生きたいと願いました。
そんな思いを込めたお手紙。
最高のクリスマスプレゼントになりました。
テンホは嬉しさで、手紙を受け取った家族一人一人に抱きついていました。
てんしょうは、テンホとテンホの家族の橋渡しができたと嬉しくなりました。
テンホの家族は皆、幸せに包まれていました。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
☆ てんしょう おすすめのひとしな ☆
寝室やお風呂に虹を立てて、癒しの空間に。
少し早いですが、クリスマスプレゼントにいかがでしょう。
皆さまも おひとついかがですか?
☆ てんしょう ☆