「 ねえ、パパ。

ハナは春になったら、目を覚ますと思うの。」

「 春か・・・。」

「 そう。・・・何故か分からないけど、そう思うの。」

「 そうか。・・・そうかもしれないな。」

「 ハナのお誕生日は、3人でお祝いしましょ。

ハナ、少しずつ大きくなってきてるのよ。」

「 そういえば、背も少し伸びたかな?」

「 そうなの!伸びてるの!」

「 ハナは眠りながら、大きくなっているんだな。」

「 春が楽しみ・・・ハナ・・・。」








神様は、祈り続けるハナちゃんのママ、サキさんにずっと語りかけておられました。


「 サキさん、ハナちゃんは春になったら、目を覚ましますよ。

あなた方にも、本当の春が来るのです。

もうしばらくの辛抱ですよ。」


サキさんには、神様の声は聞こえていませんが、神様の思いはサキさんの心に届いていました。







「 パパ、二人で初詣に行きましょ。

ハナの事、神様にお願いして、ハナにお守りを買うの。」

「 そうだね。

ちょっとナースセンターに行って、ハナのことお願いしてくるから、出掛ける準備してて。」






「 ハナちゃん、ちょっと待っててね。

パパと一緒に、神社にお参りに行ってくるね。」

「 ハナ、行ってくるね。」





「 行ってらっしゃいな。ハナちゃんには私がついておりますよ。」

神様は、病室から出ていくサキさん達に、そう仰いました。

サキさん達には、聞こえていませんが・・・。







二人は、病院の近くにある神社まで歩いていきました。





「 神様、ハナが一日も早く目を覚まし、今年のハナの誕生日を一緒にお祝い出来ます様に。」

「 ハナが元気になって、早く家に帰れます様に。」





拝殿で手を合わせるハナちゃんの両親をご覧になり、神様が仰いました。

「 あなた方の大切なお子も、あなた方の幸せを祈っておりましたよ。

今年、あなた方家族には、幸せが来ますから、もうしばらくお待ちなさいな。」





お参りを済ませ、ハナちゃんにピンク色のお守りを買ったサキさんの頭の中には、桜色のほっぺをしてニコニコ笑っている、ハナちゃんの顔が映っていました。







明日に続きます。

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