ハナちゃんの魂をハナちゃんの体に戻す日が決まった事を知ったてんしょうは、この事をプリプリ姉妹に伝えなければいけないと思い、いつ、どの様にするかを悩んでいました。

そして、ハナちゃんとてんしょう家族に残されたわずか半月程を、どの様に過ごしていくか考えていました。





翌朝、パパ夫とプリプリ姉妹を送り出し、ネコのハナちゃんと二人になりました。


すると、天使さんのおじいちゃんがハナちゃんに声を掛けられました。



おじいちゃん 「 ハナ、おじいちゃんがこれから話す事をよく聞きなさいね。」

ハナ 「 うん。おじいちゃん、なあに?」

おじいちゃん 「 ハナは、本当はネコじゃないという事は分かっているね。」

ハナ 「 うん。」

おじいちゃん 「 ハナのお家では、パパとママが、ハナが帰ってくるのを待っているよ。」

ハナ 「 パパ・・・ママ・・・。」


ハナちゃんの目が少し潤みました。


おじいちゃん 「 ハナは、今はネコの姿だけど、もう少ししたら、ハナの体に戻るんだよ。」

ハナ 「 ハナの体に?」

おじいちゃん 「 そう、ハナの体に戻って、パパとママと一緒に暮らすんだよ。」

ハナ 「 パパとママと暮らすの?」

おじいちゃん 「 そうだよ。ずっと一緒に暮らすんだよ。」

ハナ 「 じゃあ、パパとママに会えるの?いつ会えるの?!」

おじいちゃん 「 あと、2週間位したら戻るんだよ。

そうしたら、パパとママに会えるんだよ。」

ハナ 「 本当?ハナ、早くパパとママに会いたい!」

おじいちゃん 「 そうだね。早く会いたいね。

そうすると、お母さん達とはお別れになるんだよ。」

ハナ 「 お母さんとお別れ?」

おじいちゃん 「 ハナは、パパとママの所に戻るから、お母さんとお父さんとプリ子ちゃんとプリ江ちゃんと、さよならするんだよ。」

ハナ 「 やだ!さよなら、やだ!」


ハナちゃんは、泣き出してしまいました。

ハナちゃんは、てんしょうの家に来てから、泣いた事など、ほとんどありませんでした。


てんしょうは、ハナちゃんにとっても、私達の存在が家族になっていたんだという嬉しい思いと、それでもハナちゃんの本当の家族は実在していて、ハナちゃんが元の体に戻り、本当の親の元で暮らす事が、ハナちゃんにとっての本当の幸せなのだと、自分に言い聞かせていました。



てんしょう 「 ハナちゃん、お母さんはハナちゃんの事がとっても大好きだし、とっても大事。

プリ子もプリ江も、お父さんだって、ハナちゃんの事が大好きよ。

でもね、ハナちゃんのパパとママも、お母さん達に負けないくらい、ハナちゃんの事が大事だと思うの。

ハナちゃんが、早くパパとママに会いたいって思う様に、パパもママもずっと、ハナちゃんに会いたいって言ってると思うよ。」

ハナ 「 ・・・パパとママも?」

てんしょう 「 うん・・・。ハナちゃん、お母さんのおひざにおいで。」


ハナちゃんはてんしょうのヒザにチョコンと座りました。

てんしょうは両腕にハナちゃんを抱き上げ、ハナちゃんの頰に、自分の頰をくっつけました。


てんしょう 「 ハナちゃん、愛してる・・・。

だから、ハナちゃんが幸せになってほしいの。

ハナちゃん・・・。」



てんしょうの心に、ハナちゃんの思いが入ってきました。


てんしょうもハナちゃんも、しばらくの間、離れる事ができず、てんしょうはハナちゃんを抱きしめていました。





天使さんのおじいちゃんは、その様子を静かに見守ってくださっていました。






明日に続きます。

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