天龍様がお空に帰られた後、いつもの様にプリプリ姉妹を学校まで送ってくれたエイジ君達が帰ってきました。
そして、ひらがな表を始めました。
エイジ君は、てんしょうの顔を見て、" 顔こわい " と言いました。
その時のてんしょうは、大きな拡大鏡のメガネをしていました。
てんしょうは、メガネをはずして、" これ掛けるとこわい?" と聞きました。
すると、" こわい "と言いました。
" ごめんね。これを掛けないと、字がよく見えないから。" と言いました。
エイジ君は、" 顔きらい " と言いました。
てんしょうは、" 顔きらい?そうね。こわいもんね。" と言うと、" 顔きれい " と言いました。
" 顔きれい?きらいじゃなくて、きれいって言ってくれたの?"
" はい "
" きらいって言われたと思って悲しかったけど、おばちゃん、間違えてたのね。
ありがとう。
おばちゃん、嬉しい。"
てんしょう、泣きました。
" エイジ君は甘えんぼだよね。" と言うと、" 甘えたい " と言いました。
" いいよ。これから、神様にコーヒーをいれるから、おばちゃん、エイジ君をおんぶしてあげるね。"
" 神様、コーヒー好き。"
エイジ君をおんぶしながら ( てんしょうには重さは感じませんが )、コーヒーをいれて、エイジ君達にはミルクを出しました。
そして、お空に向かって、" 天龍様!今からコーヒーを召し上がりませんか?おやつ、ご一緒できませんか?" と言いました。
エイジ君に、" 天龍様、来られた?" と聞くと、" みずうみ"と答えました。
" お空の湖にいらっしゃるのね。こちらには、来られない?" と聞くと、" 見守っているよ " と仰ったそうでした。
てんしょうは、お空に向かって、お礼を伝えました。
プリプリ姉妹が学校から帰ってきた夕方、天龍様はこちらに来られました。
天龍様は、慣れない人間界に来られて、お疲れだった様で、お空の湖でお身体を休めていらっしゃったのでした。
夕飯の前に、てんしょうはプリ子に言いました。
てんしょう 「 前にキャシーから、神社のお札に神様がいらっしゃるって聞いたんだけど、出ていただいて、夕飯をご一緒できないかな?」
プリ子 「 今、出てきたよ。」
2つのお札から、おふたりの神様が出て来られました。
そして、皆さまとご一緒に乾杯をしました。
てんしょうには相変わらず、見えも聞こえもしませんでしたが、なんだか賑やかで、明るい雰囲気が分かりました。
お札の神様方も、こちらで楽しそうにお食事をなさる神様方と、ご一緒なさりたかったそうで、大変お喜びだったそうです。
天の声からお聞きしたのですが、お札の神様、ずっとお声掛けを待ってくださっておられた様でした。
もっと早くに気付けば良かったと、またも反省のてんしょうでした。
先日、そのお札の神社にお参りさせていただきました。
すると、ケロさんが歓迎してくれました。
パパ夫が、ケロのフォルムが外国車の様だと言っておりました。・・・確かに。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。